花山院の歴史
白雉2年(651年)インドから渡来した法道仙人によって開かれたと言われています。
当時は紫雲山・観音寺という寺号でした。
正暦3年(992年)花山法皇が復興した西国三十三観音霊場を巡礼して播州清水寺に登った時、東の山が光り輝くのを見て訪れました。そこには小さなお寺があり、そこを隠棲の地として過ごされたことで東光山・花山院菩提寺に替わりました。
花山院の見どころ
兵庫県の三田市の山奥にある寺院です。
麓に参拝者用の駐車場がありますが、そこから歩くと1㎞ほどの兵庫県屈指の急な坂を登ることになります。
車で登ってもペダルを目いっぱい踏まないと登らない坂道なので、有料の山上駐車場に停めることをおすすめします。
花山院は少し厳しくマナーを守らされる寺院なので、参拝マナーをよく読んで参拝しましょう。
本堂にお参りしてからでないと御朱印が頂けません。
鐘楼がある広場からは播州平野を一望でき、晴れた日には六甲山系や瀬戸内海が一望でき、小豆島まで見渡せるそうです。
明け方や条件が重なれば雲海に浮かぶ有馬富士を見ることができるそうで、花山法皇が残したご詠歌にも読まれています。
花山院の写真
花山院のデータ
宗派:真言宗宗 花山院派 本山
御本尊:薬師瑠璃光如来
ご詠歌:有馬富士 ふもとの霧は 海に似て 波かと聞けば 小野の松風
所在地:〒669-1505 兵庫県三田市尼寺352
拝観時間:9:00~17:00(冬季:9:00~16:30)
入山料:大人500円 中学生以下無料
駐車場:あり
公式ホームページ:
https://www.kazanin.jp/
(2025年12月現在の情報)
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