元慶寺の歴史
開山は古今和歌集の序文に記載されている六歌仙の一人である僧正遍照だと言われています。
貞観10年(868年)、貞明親王の母である藤原高子の発案で定額寺として建立されました。
元慶元年(877年)に陽成天皇の勅願寺となり「元慶寺」と改めたそうです。
寛和2年(986年)花山天皇が藤原兼家、道兼親の親子の策略で出家させられた寺院です。
その後、寺格も高くなり多くの寺領で栄えましたが、応仁の乱で伽藍が焼失し、境内は小さくなっていきました。
現在の本堂は安永(1772~1781年)になって再建されたそうです。
元慶寺の見どころ
京都府の山科の住宅街の路地を入ったところにある小さな寺院です。
車で行くときは1台しか入れない幅の道になるので、迷わないよう気をつけてください。
山門は珍しい竜宮造りの鐘楼門で、他ではあまり見ない建物です。
境内には紫陽花や椿など多くの植物が植えてあり、花のお寺と呼ばれる綺麗な庭園です。
元慶寺の写真
元慶寺のデータ
宗派:天台宗
御本尊:薬師瑠璃光如来
ご詠歌:待てといわば いとも畏し花山に しばしと啼かん 鳥の音もかな
所在地:〒607-8476 京都府京都市山科区北花山河原町13
拝観時間:8:00~17:00
入山料:無料
駐車場:あり
公式ホームページ:なし
(2025年12月現在の情報)
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