青岸渡寺の歴史
1600年前、インドの僧、裸形上人開基されました。
熊野浦に漂着した上人は、那智の滝に辿り着き修業することで観世音を感得したと伝えられているそうです。
その後、役行者や弘法大師など高僧に法燈を守り続けられ、神仏習合の一大修験場として確立しました。
しかし明治元年(1868年)明治政府により神仏分離令が発布されたことで寺僧の支配権は奪われ、貴重な寺宝は失われ、由緒ある堂宇は破壊され荒廃しました。
しかし、永年の信仰により熊野詣の巡礼者は跡を絶たず、特に観音霊場の第一番札所と言うこともあり復興していきました。
平成16年(2004年)に「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコ世界文化遺産の指定を受けました。
青岸渡寺の見どころ
日本三大滝(日本三名瀑)の1つである那智の滝を望む景色は絶景です。
特に三重塔越しに見る那智の滝はフォトスポットとしても人気です。
御本尊は如意輪観世音菩薩で一面六臂如意輪観世音菩薩像です。
隣には熊野那智大社本宮や滝の麓にある別宮の飛瀧神社などがあります。
青岸渡寺の写真
青岸渡寺のデータ
宗派:天台宗
御本尊:如意輪観世音菩薩
ご詠歌:補陀洛や 岸うつ波は 三熊野の 那智のお山に ひびく滝つ瀬
所在地:〒649-5301 和歌山県牟婁郡那智勝浦町那智山8
拝観時間:7:00~16:30
入山料:無料
駐車場:有り
公式ホームページ:
https://seigantoji.or.jp/
(2025年12月現在の情報)
西国三十三カ所巡礼TOP・第二番札所→