丹生川上神社上社の歴史
元々は高龗神社という小さな祠でしたが明治6年(1873年)当時の丹生川上神社(現在の下社)の小宮司だった江藤正澄が下社は寛平7年(895年)の太政官符に記す丹生川上神社の場所と一致しないことを指摘し、翌年に現下社を「口の宮」、高龗神社を「奥の宮」と称しました。
明治29年(1896年)この説が認められ、「口の宮」を下社、「奥の宮」を上社と改称し、2社合わせて「官幣大社丹生川上神社」となり、祭神は高龗神から丹生川上神社祭神の罔象女神になりました。
ところが大正4年(1915年)森口奈良吉によって「蟻通神社」が丹生川上神社があった場所という説が唱えられ、これが認められ大正11年(1922年)蟻通神社を丹生川上神社(中社)と定められ上社と下社は包括される形で改めて
三社合わせて「官幣大社丹生川上神社」となり、祭神は高龗神に戻されました。
昭和34年(1959年)伊勢湾台風の被害で紀ノ川流域が壊滅的な被害を受け大滝ダムが建設される事になりました。
丹生川上神社上社は水没することになったため平成10年(1998年)伊勢神宮旧社殿の古材を使い、現在地に遍座されました。その際水没する境内の発掘調査が行われ、本殿の真下から平安時代後期以前に使用された祭壇跡が出土し、周りからは約4000年前の祭祀遺跡が発見され、縄文時代から祭祀空間としての機能があったという可能性があるそうです。
丹生川上神社上社の見どころ
龍神総本宮として吉野川・紀ノ川の源流で水源地の村として古くから大切にされてきた川上村にあります。
大滝ダムを見下ろす位置にある天空の社で、境内から眺める景色は素晴らしいです。
本殿は伊勢神宮の旧社殿の古材を使用しているので周りの大自然と調和し、最近建てられたものとは感じさせない雰囲気があります。
境内には摂社として、愛宕社、恵比寿社、水神社、山之神社があります。
丹生川上神社上社の写真
丹生川上神社上社のデータ
主祭神:高龗神・大雷神
所在地:〒639-3553 奈良県吉野郡川上村大字迫8691
参拝時間:24h参拝可能(社務所 9:00~16:30)
参拝料:無料
駐車場:あり
公式ホームページ:
https://niu-kamisya.jp/
(2026年1月現在の情報)
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