石上神宮の歴史
古事記や日本書紀に記述がある神宮号を持ち、伊勢神宮に並ぶ古い神宮で、神剣や神宝に宿った神霊を祀った神社です。
禁足地からは古墳時代の勾玉なども出土しているので飛鳥時代より相当早い頃から祭祀が始まっていたと思われています。
崇神天皇7年に勅命により物部氏の伊香色雄命により布都御魂剣を石上大神として祀ったのが始まりと云われています。布都御魂剣は建御雷命と経津主命の二神による葦原中国平定の時に使われていたという伝説の剣で神武天皇が危機に陥った際に天皇の元に渡ったと云われています。
同じく祭神である布都斯御魂大神は素戔嗚尊が八岐大蛇を切ったときの十握剣だとも云われています。
貞観9年(868年)には正一位になるまでに信仰されてきました。
中世以降は神宮寺である内山永久寺と共に栄えましたが、興福寺と度々抗争を繰り返し布留郷一揆や織田信長の勢力に押され衰退しましたが、氏子による信仰は衰えませんでした。
江戸時代には「西の日光」とも呼ばれた内山永久寺が明治時代に廃寺にされましたが明治4年(1871年)には官幣大社になり、明治16年(1883年)には神宮号を再び名乗ることが許されました。
元々は本殿のない神社でしたが、明治7年(1874年)七支刀や勾玉などが出土し、これらを奉斎するために本殿を建造されることになり、明治11年(1878年)には禁足地から天羽々斬剣が出土しこれも奉斎されました。大正2年(1913年)に現在の本殿が完成しました。
石上神宮の見どころ
拝殿と摂社の出雲建雄神社拝殿は国宝にしていされていて、楼門は国の重要文化財に指定されています。
明治7年に出土した七支刀も国宝に指定されています。
神様の使いとされる鶏が参道や境内にいて、長鳴鶏の一種である東天紅(天然記念物)や烏骨鶏が30羽ほど棲んでいます。
石上神宮の御祭神の布都御魂大神は「剣の神」として信仰され、起死回生や勝負運にご利益があると云われ、絶体絶命の状況を好転させると云われています。
石上神宮の近くには桃尾の滝があります。
石上神宮の写真
石上神宮のデータ
主祭神:布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)・布留御魂大神・布都斯御魂大神・
所在地:〒632-0014 奈良県天理市布留町384
参拝時間:5:30~17:30
参拝料:無料
駐車場:あり
公式ホームページ:
https://isonokami.jp/
(2026年1月現在の情報)
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